2011年10月19日

安物買いの名人気取り

たいした用も無いのに電車賃をかけて外出した時は、その無駄を取り戻そうと、安いものなどが売っていた場合は買って得した気分になりたいものだ。
今日も出先でディスカウントストアに入り、その店内でも一番安いものを買った。マイバック割引も2円つき我ながら安物買いの名人気取りでレジを通り抜ける。マイバックというかリュックに詰め店を出ようとしたとき店内の隅に自販機が寂しく置かれているのが目に入った。
ディスカウントストアだけあり値段も100円だったので缶コーヒーを買ってその場で飲んだ。
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2011年10月18日

古いアパートと秋の空

午後、散歩の途中、学生時代の友人が営む陶磁器などを売る店の前にさしかかった。
一年程前にちょっと顔を出したきり来ていない。
軽く挨拶でもしていこうかと思ったがそのまま通り過ぎた。
どんな顔で会っていいやらわからなかったのだ。
その店を通り過ぎて駅前のブックオフに入ってみた。
探していた文庫本を250円で買った。
その本を片手に何をするでもなくドトールコーヒーに行ってみると満席で入れなかった。
その後、お決まりの散歩コースを歩いた。
途中、80円で缶コーヒーを売る自販機があったので缶コーヒーを買って飲んだ。
空の青さも何となく薄く感じるのは深まりつつある秋のせいだろうか。
その秋空が自販機の前に建っている古いアパートと調和して見えた。
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2011年10月09日

王将の500円の食事券

総武線沿線の街の長い商店街を人ごみにまみれて歩いていた。
カバンの中には王将の500円の食事券が入っている。
今日はぜひとも、この食事券を使ってやろうと思っていた。
店の前に着き、ショーケースに並んだ料理の見本を一瞥し店内に入った。
午後1時を過ぎていたが、店内は賑わっていた。
女の子の店員に促されカウンター席に落ち着いた。
来る前から何を注文するかは、ほぼ決めていたが一応メニューに目を通した。
注文を取りにきた店員に餃子2人前とライス大盛りをたのんだ。
一度、餃子を存分に食ってみたいという欲求があったのだ。
それが今日実現した。
ふくれた腹をカウンターの席から下ろし、レジに向かい清算した。
682円だった。500円の食事券に182円の現金を足して支払った。

店を出て長い商店街のアーケードを抜けると、良く晴れた秋の青い空が眩しかった。
食後の缶コーヒーを飲みたくなったので、自販機で缶コーヒーを買って飲んだ。

満たされた腹、甘い缶コーヒー、秋の透き通った青空。
何一つ文句の付けようが無いほど満たされた瞬間だった。

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2011年09月30日

175円で買った午後のひと時だった

財布の中にブックオフの50円割引券が入っていた。
有効期限は今日までだ。
その割引券を使うため、自宅から少々離れた郊外のブックオフへ向かった。
店の扉を開き店内に入り、さて何にこの券を使うかなと考えた。
文庫コーナー、マンガコーナーと一通り店内を回ったが、なかなか決まらない。
もう一度文庫のコーナーを見て回り、ようやく100円の文庫本を一冊決めた。
それをレジにもっていき、50円の割引券を使って購入した。
出費は消費税を合わせ55円だ。
その本を片手に店を出た後、店の軒先にある自動販売機で缶コーヒーを飲む事にした。
この店に向かう途中から、本の購入後に店の前の自販機で缶コーヒーを飲もうと決めていたのだ。
国道に面した店の前で行き交う車などの午後の景色に視線をやりながら缶コーヒーを飲んだ。
55円の文庫本と120円の缶コーヒーで合計175円の出費だった。
175円で買った午後のひと時だった。

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2011年09月28日

ハナタレ小僧であれ

午後、些細なことで気分を害していた。
その原因はたいした事ではないのだが、気分が一歩前に進めないのである。
そんな自分が少し情けなくも思う。

気分をリセットしたいと思い、自販機で缶コーヒーを買う事にした。
国道に面した自販機の前で缶コーヒーを飲んだ。
少し落ち着きを取り戻すと、再び歩き始めた。

俺は昔、ハナタレ小僧だった頃、こんな些細な事で気分を害する事があっただろうか。
いつから俺はこんなに気難しい人間になってしまったのだろうか。
落ち着きを取り戻した頭の片隅でそんな事を思っていた。
はなをたらし、いつも膝にすり傷が絶えなかった少年時代。
バカだったかもしれないが、今よりも心は幸せだったと思う。

時代は昭和から平成に変わり最近は鼻水をたらした小学生を見かける事も無くなった。
しかしあのハナタレ小僧のような少年達から、今だからこそ学ぶことも多いのではと思った。

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われながら良く書けたものだと思った

午前中、缶コーヒーを飲み、ちい散歩を観た。
その後、何気なく机の上を見ると、昨日届いた誤配達の郵便物が目に入った。
その郵便物の宛名には自分とは違う別な人物の名前が記されていた。
昔この部屋に住んでいた人だろうか、などと考えてみたりした。
このまま手元に置いておくわけにはいかない。
そう思うと机の上の鉛筆立てから赤ボールペンを取り、誤配達された旨を、その郵便物に書き記した。
その粗雑に書き記された口上書きの赤い文字を見ながら、われながら良く書けたものだと思った。
これを郵便ポストへ放り込めば、あとは向こうでなんとかしてくれるだろうと思った。

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2011年09月27日

缶コーヒーの甘くほろ苦い香の中に映った映像

午後、散歩の途中で缶コーヒーを買うためにコンビニに立ち寄った。
雑誌コーナーを少し見た後、飲料売り場で缶コーヒーを手に取った。
前回このコンビニに立ち寄った時に飲んだ銘柄と同じ缶コーヒーを選んだ。

少し早い時間だったが店の軒先で缶コーヒーを空けた。
店のガラス窓にはガンダムキャンペーンとやらのポスターが貼り付けられていた。
ガンダムか・・・と思った。
1980年代初頭のまだ自分が小学生だった頃の記憶がかすかによみがえる。
ガンプラを買うために休日の朝早くからヨーカドーで並んだあの頃の映像が缶コーヒーの甘くほろ苦い香の中に映っていた。

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2011年09月26日

意識せずともにじみ出る

昼食後、小雨の降るなか外出する事にした。
駅前の銀行に寄り、諸手続きを済ませた後、駅のホームでの待ち時間に缶コーヒーを飲んだ。
缶コーヒーを飲みながら、先程立ち寄った銀行の窓口の女性のことを思い出していた。
その女性は年齢は50歳前後の中高年の銀行員なのだが、その接客がとても好印象なのであった。
明るく誠意を感じさせる爽やかな応対に深く感銘してしまった。

俺も何かの機会で接客することがあった場合、このような対応をしたいなと思った。
しかし、意識してやろうとしても、上手くいかないだろうなとも思った。
こういうことは、長く続けているうちに自然と身につき、意識せずともにじみ出るものなのだろう。

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2011年09月25日

先輩の話

暑さ寒さも彼岸までとの諺どおり、すっかりと過ごしやすくなった晴天の秋の午後だった。
広い河川敷を上流から下流方面に歩いていた。
家を出てから歩き通しだったので、どこかで座りたいと思いながら歩いていた。
河川敷の野球グラウンドでは少年野球の団体が練習していた。
ふと、昔の職場の先輩が休憩時間に何気なく話していた会話を思い出した。
その話とは、その先輩が休みの日に自転車で河川敷を走り、休憩で土手に腰を下ろして天気の良い午後の空に浮かぶパラグライダーだか何だかをのんびり眺めた、という、ありふれた何処にでもありそうな話だった。
そんなことを思いながら歩きつづけ、ようやく休憩に丁度良い川面に面したコンクリートの石段を見つけて腰を下ろした。
雄大な河川を前に、遠くを見ながら歩きつかれた体を癒した。
途中で買った缶コーヒーをリュックから取り出して飲んだ。
そんな感じで寛いでいると、あの昔の職場の先輩の話と今の自分がピッタリと一致しているような気分になった。
25年ほど歳の離れた先輩だったが、今頃どうしているだろうか、元気にしているだろうか。
そんな物思いに耽った初秋の平和な午後だった。

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2011年09月21日

不吉の前兆か

朝、起床して燃えるゴミを出し簡単な朝食をとった後、パソコンに向かった。
何なと無く気分がすぐれないのでトイレへ用をたしに行った。
用を終えチャックを閉めているとシャツのボタンが不意に便器へ落っこちた。
ボタンといえトイレの詰まりの原因になるとマズイので便器に手を突っ込んで汚物の中から拾い上げた。
トイレを出て、念入りに手を石鹸で洗い、缶コーヒーで一息入れた。
コーヒーの香が昔の記憶を掘り起こしてきた。
確か父親が危篤に陥った時もボタンが落っこちた事を思い出した。
何か悪い暗示なのではないかと思った。
不吉な事が起こらなければいいが・・・。

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